2012年10月
2012年10月02日
突然の電話でした。
ちゃぶだいをはじめる前、私は内装業の仕事をしておりました。
内容としてはゼネコンさんから仕事を依頼され、見積もり、
材料の手配、そして作業内容を職人さんに説明し管理する仕事
でした。
その仕事で常に信頼関係でいる職人さん。
その職人さんの中でも仕事をはじめてから、仕事を辞めるまで
お世話になりかわいがってくださった
福島県田村市の繁美内装店の親方の久保田亨さんが亡くなったと
従業員の遠藤さんからの電話でした。
頭が真っ白になりどうして?と。
それは事故でした。
現場に向かう途中、走行中の大型トラックの荷台から300本ちかい
丸太が落ち、トラックの様子がおかしいと気づき対向車線で停止して
いた繁美内装店さんのワゴン車にぶつかりました。
そのトラックは3倍近い積載オーバーとブレーキの調子が悪い
ことををしっていての運転でした。
その繁美内装店さんの車には従業員の奥様をはじめ
息子さん、その他3人が乗っており、運転席の久保田亨さんが
みんなを守るように一人丸太を受けお亡くなりになりました。
親方の久保田亨さんには社会人になったばかりの右も左もわからない
私に現場でいろいろ教えてくれ、本当にやさしく、あったかい人柄
で時には、私に「家の娘どうだい」など言ってくれました。
私はすぐ店を閉め土曜日の夜、田村市大越町の久保田さんのご自宅に
向かいました。
9年ぶりにお会いした久保田さんは首などに包帯を巻かれ、
冷たくなっていました。
私に気づいた奥さんが「おとうさん、菊地君が来てくれたよ」と
涙ながらに叫びました。
私は奥さんに抱きつき悲しさと、くやしさのあまり
号泣してしまいました。
そんな私に奥さんが「菊地君のことはお父さんすごく
めんごかったんだよ」と・・・。
そこへ、腕や首にギブスや包帯姿の若い男性が近づいてきて
「菊地さんですか?父はいつも菊地さんの話うれしそうに
にこにこしながら何回も話しておりました」と。
それは、はじめてお会いする娘さんの御婿さんでした。
お婿さんも5年前から同じ仕事をするようになったとのこと。
そういつも久保田さんは「菊地くんの頼みなら断れないな~」と
どんな遠い現場でも来てくれ、工期の間に合わない現場で
困っていると忙しいなか助けに来てくれました。
そんな久保田さんに私は何の恩返しも出来ぬまま。
苦しいです。
久保田さんごめんなさい。
僕は本当に久保田さんが大好きでした。
そいて久保田さんは世界一、あの真っ白な足袋と職人服の似合う
かっこいい親方でした。
どうかこれからも奥さん、息子さん、娘さん、かわいいお孫さんを
見守ってあげてください。
久保田さんいままで本当に本当にありがとうございました。
ちゃぶだいをはじめる前、私は内装業の仕事をしておりました。
内容としてはゼネコンさんから仕事を依頼され、見積もり、
材料の手配、そして作業内容を職人さんに説明し管理する仕事
でした。
その仕事で常に信頼関係でいる職人さん。
その職人さんの中でも仕事をはじめてから、仕事を辞めるまで
お世話になりかわいがってくださった
福島県田村市の繁美内装店の親方の久保田亨さんが亡くなったと
従業員の遠藤さんからの電話でした。
頭が真っ白になりどうして?と。
それは事故でした。
現場に向かう途中、走行中の大型トラックの荷台から300本ちかい
丸太が落ち、トラックの様子がおかしいと気づき対向車線で停止して
いた繁美内装店さんのワゴン車にぶつかりました。
そのトラックは3倍近い積載オーバーとブレーキの調子が悪い
ことををしっていての運転でした。
その繁美内装店さんの車には従業員の奥様をはじめ
息子さん、その他3人が乗っており、運転席の久保田亨さんが
みんなを守るように一人丸太を受けお亡くなりになりました。
親方の久保田亨さんには社会人になったばかりの右も左もわからない
私に現場でいろいろ教えてくれ、本当にやさしく、あったかい人柄
で時には、私に「家の娘どうだい」など言ってくれました。
私はすぐ店を閉め土曜日の夜、田村市大越町の久保田さんのご自宅に
向かいました。
9年ぶりにお会いした久保田さんは首などに包帯を巻かれ、
冷たくなっていました。
私に気づいた奥さんが「おとうさん、菊地君が来てくれたよ」と
涙ながらに叫びました。
私は奥さんに抱きつき悲しさと、くやしさのあまり
号泣してしまいました。
そんな私に奥さんが「菊地君のことはお父さんすごく
めんごかったんだよ」と・・・。
そこへ、腕や首にギブスや包帯姿の若い男性が近づいてきて
「菊地さんですか?父はいつも菊地さんの話うれしそうに
にこにこしながら何回も話しておりました」と。
それは、はじめてお会いする娘さんの御婿さんでした。
お婿さんも5年前から同じ仕事をするようになったとのこと。
そういつも久保田さんは「菊地くんの頼みなら断れないな~」と
どんな遠い現場でも来てくれ、工期の間に合わない現場で
困っていると忙しいなか助けに来てくれました。
そんな久保田さんに私は何の恩返しも出来ぬまま。
苦しいです。
久保田さんごめんなさい。
僕は本当に久保田さんが大好きでした。
そいて久保田さんは世界一、あの真っ白な足袋と職人服の似合う
かっこいい親方でした。
どうかこれからも奥さん、息子さん、娘さん、かわいいお孫さんを
見守ってあげてください。
久保田さんいままで本当に本当にありがとうございました。
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